記事タイトル:「クビキリサイクルー青色サヴァンと戯言遣い」を読了する。 |
西尾維新さんのデビュー作である。
「クビキリサイクルー青色サヴァンと戯言遣い」
やっぱり不毛だ。
不信と増長。
問題には回答欄があって、必ず正解が存在しないと
裏切られたように感ずる。
世の中はシロクロがはっきりしているべきだ、という信仰。
悪くはない。むしろ特徴的なんだけれど、
この手のアプローチはそろそろ手あかがついてきた様な気がする。
まず年寄りや幼児を作品中に描く努力をすべきではないのかな。
老人や乳飲み子が犯人であったりすれば、なおのことよい。
殺意のない、計画的殺人。
こういった手合いは古い時代なら、食人鬼、単に「鬼」と
片付けられていたように思う。
その方がスマートだなぁ。
[2004年2月2日 23時7分50秒]