記事タイトル:「マリア様がみてるークリスクロス」を読了する。 |
クリスクロスって×印のことやったんかー。
「マリア様がみてるークリスクロス」
もっと宗教がらみかと思ってた。
今野緒雪さん、すっかり引き延ばしがお上手になって。
つづきがどうなるのか、気になって仕様がないが、続刊が出る頃にはすっかり
忘れ去っている罠。
前作の「大きな扉 小さな鍵」で松平瞳子のこだわりが判明して、一挙に展開するのかと
思いきや、甘々なバレンタインイベントと宝探しですっかり興味をすり替えた上に、それが
終わらないッとは!
あなどれんなコバルト文庫、味をやりおる。
瞳子はカードの所在に見当がついてたのかのう。
日頃落ち着きのない祐巳が薔薇様よろしく、お淑やかににジッと座っているところに異変を
感じる祥子もさすがよのう。
白薔薇のカードも多分これで正解だとは思うが兎のマークが何を意味するのかが判らん。
それにしてもここ数巻は主人公がまったく動かんの。
確かに動かしようもないが。
これは構成上のミスというよりは、やはり商売上の要求かのう。
それすらも祐巳も精神的成長としてしまうのはさすがプロよのう。
それともキャラクターに対する愛かのう。
ええのう。愛。愛はええのう。
[2006年12月28日 11時1分53秒]