SF短編集コンプリート・ワークス02「ノスタル爺」を読了する。

SF短編集コンプリート・ワークス02「ノスタル爺」
SF短編集コンプリート・ワークス02「ノスタル爺」
ビッグコミックススペシャル
著者:藤子・F・不二雄
出版:小学館
初版:2023年6月3日
三刷:2023年10月20日
購入:2024年2月21日
価格:1111円(税込)


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SF短編集コンプリート・ワークス02「ノスタル爺」を読了する。」への1件のフィードバック

  1. 読了日:2024年2月28日

    「イヤなイヤなイヤな奴」宇宙に浮かぶ巨大宇宙船をバックに「おもてへ出ろ!」の罵声!コレですわ!大航海時代さながらの宇宙時代に新たな職業。痛快なオチでした!「劇画オバQ」読んだことない。評判は聞いたことあるが、これも「生きる」を思わせるな。アトムのその後を描く手塚になんか言いたかったのかな。「休日のガンマン」読んだことない。マイケル・クライトンの「ウェストワールド」やんけ!と思ったが、発表はその前だったのね。しばしばそう言うことが起こるもんだ。「定年退食」読んだことない。人口爆発で年寄りを見捨てる未来世界。共食いにならないだけ、処刑されないだけ救われてる。これはリチャード・フライシャーの「ソイレントグリーン」の方が話的に面白いな。「権敷無妾付き」堅物の朴念仁が人生に色を見て何かが変わる。宇治拾遺物語辺りに出てきそうな説話っぽい。実際イソップ物語でオチを締め括る。「ミラクルマン」読んだことない。郊外のベッドタウンに住むサラリーマン氏に降りかかる奇跡の恩恵。ソレを信じない同僚との押し問答。全ては偶然で片付きかけたその後、ソレは見つかった…。もう一つ練り切れてないな。「ノスタル爺」傑作だ。今でもネットミームに使われる「抱けェ!」は初見では単なるエピソードなのに、読み返すと涙が止まらない。今すぐこの馬鹿を殴り飛ばしたい。まぎれもない傑作だ。「コロリころげた木の根っこ」読んだことない。一見偶然に見えるけど周到に用意された計画殺人。もうひと捻り要るな。「間引き」読んだことない。人口爆発で食糧不足。そこへ人間の共感力低下。それこそ神の御徴か。「定年退食」の発展系だな。四十五億で殺し合うとか、七十億居る今の世界からすると…。「やすらぎの館」自分の癌を疑う遣り手の経営者が勧められたのは…、金持ち相手の癒しサロン。当時読んだ時は癒しの歪さに驚いたけど、今はこのサロンの経営者の動機が気になる。暴露したい。「箱舟はいっぱい」ディザスターもの。その解決策に一捻り。ここでも無力な市民は死の風に吹かれ続ける。「宇宙開拓史」読んだことない。一コマで笑わす宇宙時代の秋竜山か。

    星★★★★

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