SF短編集コンプリート・ワークス04「パラレル同窓会」を読了する。

SF短編集コンプリート・ワークス04「パラレル同窓会」
SF短編集コンプリート・ワークス04「パラレル同窓会」
ビッグコミックススペシャル
著者:藤子・F・不二雄
出版:小学館
初版:2023年8月2日
二刷:2023年10月20日
購入:2024年2月23日
価格:1111円(税込)


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SF短編集コンプリート・ワークス04「パラレル同窓会」を読了する。」への1件のフィードバック

  1. 読了日:2024年4月3日

    ご本人が後書きでも書いておられるけど、この巻は似た様なアイディアの焼き直しっぽいのが多くて退屈。しかし結末はちょっとずつ違う辺りは味噌か。
    「あのバカは荒野を目指す」読んだことない。人生やり直しパターン。昔の自分に会って熱意を分けてもらうのはいい。「波平家の一日」読んだことない。平均値の怖さとつまらなさ。エンディングが一コマ、5年後に描き足されてミニスカートの流行が否定されてるのが笑える。「ぼくの悪行」読んだことない。パラレルワールドもの。凡人なのに自分相手の悪意がエスカレートしていく恐怖。片方だけやり逃げで平凡に戻る悪辣さ。後味悪いな。「パラレル同窓会」読んだことない。功なり名遂げた実力者がそうでなかった自分と入れ替わるが、どこへ行っても満たされない憂鬱。「自分会議」の発展系かな。オチが弱い。「あいつのタイムマシン」読んだことない。タイムパラドックスねた。記憶の方が書き変わるアイディアの初出か。寝取られモノとも言える。「メフィスト惨歌」読んだことない。悪魔との契約モノ。ずる賢い人間が出し抜く方法が味噌か。メフィストの上司悪魔が女性らしいのがちょっといい。「神さまごっこ」読んだことない。人に使われるのに飽きた気弱な男が天地創造のチャンスをもらうが信仰を得られず消えてしまう悪夢。むしろ最初の神様に悪意があったのでは?「いけにえ」読んだことない。あからさまにスターシップな宇宙船が日本に突きつけた要求とは?未知との遭遇を観て思い付いたのか、付いたにしてはよく出来てる。「超兵器ガ壱號」エヴァンゲリオンの元ネタとも言われるが、皇国教育に染まったガリバーが巨人族の間ではチビ扱いの皮肉。「クレオパトラだぞ」読んだことない。クレオパトラだった前世を記憶に持つ男がもっと輝かしい未来を求めて自殺するが、走馬灯に写る全ての前世は実は…。「テレパ椎」読んだことない。読心術モノ。人の心が読める能力が世界を変える方向とは。書き方は凝ってるけど後悔しかない結末。「旅人還る」よんだことない。趙光速推進ロケットのパイロットが到達した未来は…。「一千年後の再会」の別パターンだけど、この話でも萩尾望都ほどSFにはならないね。

    星★★★

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