記事タイトル:小さすぎる旅2 |
営団丸の内線、茗荷谷駅を拓殖大学方面に出ると、駅前に「札幌軒」はある。
名前が示す通り、拉麺はさっぽろ風の卵黄の多いしっかりした麺だが、どうも
ウリはその辺ではないらしい。
一見、中華料理屋に見えてそれらしいメニューはあまりなく、もっぱら「肉丼」
で知られる甘辛く焼いた牛のバラ肉の丼が、名物という。
もうかれこれ30年は続いているカウンターの店で、拓殖大卒業生の青春の日々を
彩っているらしい。
大食漢の相撲部やら、ラグビー部相手の「大盛り」は、すりこぎみたいな丼に
たっぷり五合はある白飯と山盛りの肉。
それを連中はペロリとたいらげてしまう。
やはりわたしとは縁のない生き物のようだ。
[2003年6月7日 17時30分4秒]